台中市の再開発地域に指定され、取り壊される運命にあった「眷村」。
たったひとりのおじいちゃんが、絵を描きはじめ、今ではその絵を見ようと観光客が訪れるカラフルな「彩虹眷村」になりました。
そんな「彩虹眷村(Rainbow Village)」へ公共交通機関でアクセスしたので、行き方をシェアします( ̄∇+ ̄)v
旅してシェアしたいこと
1.台中から彩虹眷村(Rainbow Village)への行き方
※台北からだと、台湾高速鉄道(新幹線)新烏日駅へアクセスし、そこから下記を参照にバスorタクシーがおすすめ。
1-1.【電車+バス】で彩虹眷村へアクセス
台中駅
台湾鉄道(台鉄)
↓
10分(3駅)
↓
新烏日駅
バス[56]干城-新烏日駅
↓
17 分(9駅)
↓
彩虹眷村
バス停の目の前に「彩虹眷村」はあるので、迷えたら奇跡です。
バスは、乗ってしまえばよいのですが、きちんとした「時刻表」がありません。
上のバス停に描かれている内容を、解釈すると
- 営業時間は6:00-22:00
- 繁忙時間は10-20分おきに、閑散時間/定例休暇は10-30分おきに出発します
- 繁忙時間は、6:00-8:00/16:00-18:00
- 閑散時間は、8:00−16:00/18:00-22:00
- 定例休暇の昼間の時間(6:00-8:40)、夕方(19:00以降)は、固定時刻で発車します。6:00、7:00、8:00、8:40および19:00、20:00、21:00、22:00
一般的な観光時間に訪れようとすると「最低でも30分に1本バスがくる」しかわかりません(; ̄ー ̄A
みんなのそらは気長に待って、行きも帰りもバスで「彩虹眷村」へアクセスしました。
▼こちらから「今バスがどこにいるか?」を調べることができます
http://citybus.taichung.gov.tw/cms/driving-map
※業者/統聯客運/[56]干城-新烏日駅/往 干城/と、検索しましょう。
※すでに出発したバスがどこにいるか?なので「彩虹眷村」からの帰りには使えます。※
※Google先生の「何分のバスに乗りましょう」は、このバスの場合あてになりませんでした※
【注目】台湾で、バスを降りるときに気をつけること
バスを降りるときは、日本と同様に「お知らせブザー」を押して「降ります」と知らせます。
そこは、日本と変わりありません。
ただ「お知らせブザー」を押すタイミングには注意が必要です。
台湾ロコたちは、降りるバス停の直前で「お知らせブザー」を押します。
「そんな直前でよいのでしょうか?」というタイミングで「お知らせブザー」を押します。
日本人の感覚だと「降り遅れないように」前のバス停の出発すると、速効で「お知らせブザー」を押しますよね?
小心者のみんなのそらが、そうしたところ、運転手さんが「もしかして降り遅れた?」と忖度をしてくれまして。
急ブレーキをかけ、何事かを現地語で問いかけられ(たぶん「今のバス停で降りるのかい?」と言ったこと)。
「NEXT!NEXT!NOT HERE」と叫んでみたのだけど、伝わらず。
「何?何?」と言う感じでこちらをみれくれた他のお客さんに、ガイドブックを見せ、通訳をしていただき、ことなきをえました(; ̄ー ̄A
善良なバスの運転手さんに余計な心配をかけないように。
できる範囲で「降りるバス停の直前」で、それが無理なら、充分前のバス停から離れから「お知らせブザー」を押しましょう。
1-2.【電車+タクシー】で彩虹眷村へアクセス
と言われたって、いつくるかわからないバスを、炎天下で待ちたくない方は、さくっとタクシーに乗りましょう。
帰りのバスを「彩虹眷村」で待っていたときに、ひとり旅の日本人女性とお話させてもらいました。
行きは新烏日駅からタクシーで「彩虹眷村」までやってきて、150元(約600円)だったそうです。
ちなみに、バス待ち中にタクシーの運転手さんに客引きされまして。
「ふたりで新烏日駅まで、200元(約800円)で乗ってかない?」だってさ。
「行きは150元できた」旨を伝えたら「waiting timeがあるからspecialだ」と返ってきましたd( ̄  ̄)
けっして「ぼったくり」ではなく、商売上手!な感じでした。
彩虹眷村で、「こち亀」タクシーを発見!台湾で両さんにあうなんて思いませんでした。
1-3.【バスだけ】で彩虹眷村へアクセス
上の写真でお気づきの方もいらっしゃると思いますが「干城」は、台中駅から徒歩数分のバス停です。
「干城」から「新烏日駅」行きの56番バスに乗れば、彩虹眷村へたどりつくことができます。
でも、とんでもなく時間がかかりそうなので、あまりおすすめはしません。
2.彩虹眷村の「眷村」って?
そもそも「眷村(けんそん)」とは、台湾の「外省人」が居住する(した)地区を示す名称だとか。
1949年から1960年代にかけ、国共内戦で大陸を失った国民政府により台湾への移住が行なわれた中華民国国軍とその家族60万名が建設した家屋が密集した地区が誕生し、既存の集落と区別され「眷村」とよばれました。
老朽化が進み、1980年代より近代的な国宅大廈へと再開発がされています。
かっての彩虹眷村でも、再開発が決まり、取り壊される運命となりました。
そんななか、2008年8月にたったひとりのおじいちゃんが、絵を描きはじめます。
その絵が評判となり、2010年に文化公園として保存されることが決まりました。
今では、その絵を見ようと観光客が訪れるカラフルな「彩虹眷村」になりました。
原色のハッピーな村に、そんな歴史があったとは。
ひとりで絵を描きはじめ「本省人」「外省人」の架け橋どころか、世界中から訪れる観光客と台湾の「虹の架け橋」になったのが凄いです!
3.みんな笑顔!?彩虹眷村
「我們結婚吧(結婚しよう)」という文言の前で記念撮影に興じるカップル。
いろいろなメッセージが台湾語で描かれているので、あなたにしっくりくるものを探してみては?
くまさんの肉球がピンクのハートだ。
たったひとりではじめ、今ではサポートしてくれる方たちがいるようです。
子供たちが遊ぶ公園もカラフル
お手製のバス停もありました。
ちなみに、ここで待っていてもバスには乗れません( ̄ー ̄)o゛
その傘のさしかたは、正しいのか?
この「25号」が、絵描きおじいちゃんのおうちだとか。
はい。観光地化しているとは言え、ひとの生活の場なので、節度ある観光をしましょう。
もしやこれは「ドラえもん」さんでしょうか( ̄m ̄*)
99年6月16日に描いたんだ。
マンホールまで「虹」。しかも珍しい円形です。
カップルや、フォトウェディングにおすすめの撮影スポットはこちら
遠足なのか、社会科見学なのか、子供たちが写生をしていました。
彩虹眷村を歩くとみんなが笑顔になります。
台湾旅行に慣れていない方でも、公共交通機関で比較的かんたんにアクセスできます。
ぜひとも、彩虹眷村に脚を運び、笑顔になりましょう( ̄▽+ ̄*)
4.【彩虹眷村も】台中の厳選スポットを効率よくまわるなら現地ツアーがおすすめ
彩虹眷村は、アクセス難易度がさほど高くありません。
ただ、効率よく台中を観光したい!というあなたには、現地ツアーをおすすめします。
台中の人気スポットで、でも交通の便があまりよくない「高美湿地」「逢甲夜市」などとセットになっている現地ツアーも。
経験上「ツアー」と言っても、コンパクトな集団で行動することが多く、修学旅行状態になることはめったにありません。
よけいな心配なしで、目的地にたどり着けるので便利です。
▼詳細は、現地オプショナルツアー【VELTRA】さんで確認
【彩虹眷村を含む】台中発観光ツアー
コメント
「※台北からだと、台湾高速鉄道(新幹線)新烏日駅へアクセスし、そこから下記を参照にバスorタクシーがおすすめ。」と表記がありますが、
“下記”の部分が台鉄の台中駅からの案内なので、既に台湾に関する知識のある人じゃないとややこしいのではないでしょうか?
高鉄台中駅と新烏日駅は隣接しているということを明記し、高鉄台中駅からの行き方と台鉄台中駅からの行き方を別々に表記するほうが良いと思います。
>きんちゃん
ご指摘ありがとうございます。
確かに。そのうち時間のあるときにでも・・・