日本統治時代の製糖工場を戦後、台湾企業が引き継いだ工場跡です。
台湾経済を支えた製糖業の中心的存在だった工場跡を、博物館にしたんだってさ( ̄ー ̄)o゛
旅してシェアしたいこと
1.MRT紅線「橋頭糖駅」駅から台湾糖業博物館までの道
MRT紅線「橋頭糖駅」駅前。
ガジュマルと古い建物とで、あっという間にタイムスリップした気になります。
きょろきょろしていたら、地元の方らしきお父さんに声をかけていただき。
「あっちだよ(中国語)」と、指をさしてくれた方向に歩くと、それらしきものが見えてきました。
門があったのでしょうか?
古い建物を利用したお店が並んでいるエリアもあり。
管理人は避暑のため、ここでコーヒーを飲みました(* ̄ー ̄)
「聖観音像(Statue of Guan-yin,Goddess of Mercy )」
1902年に、鈴木藤三郎社長が建立したそうな。
この像は、日本社員を「抗日」から守るためや、台湾の農民たちへフレンドシップを示し、製糖会社への親しんでもらうことを目的としていたようです。
100年以上の間、どのような物語を、眺めてきたのでしょうか?
うしろに映っているのが「社宅事務所」跡です。
日本でも、台湾でもない凝ったつくりの建物でした。
梁任宏さんという方の「forever free statue by welding steel」という作品
さきほど見てきた「聖観音像」に、どこか雰囲気が似ている感じが。
2.廃墟好きが胸キュン!台湾糖業の工場跡地
そして、いよいよ製糖工場跡が迫ってきました
この中には、はいることができ、中国語の解説も展示されていました
廃墟好きな管理人は、もう大興奮!
「錆び」がたまらない( ̄¬ ̄)
最盛期には「がしゃん!がしゃん!」って音と振動とが響いたに違いありません。
敷地内には、水路もはりめぐらされていたようです。
丸みを帯びた橋が、風流だこと。
いたるところに「防空洞(防空壕)」が。
日本統治時代に「台湾が空襲を受けた」ということを、はじめて知りました(;^_^A
台湾を旅するたびに「知らなくて、ごめんなさい」なことに出会います。
巨大なタンクの跡地では、フォトウェディングの撮影がされていました。
若い台湾人さんにとって、工場跡は「景色のよいところ」「遺跡」のような扱いなのでしょうか?
工場跡を振り返ってみた。
空中のパイプで何を運んでいたのか、気になります
倉庫跡地には、トロッコの轍が生々しく残っていて
アートスペース的にも活用されているようです。
小学生の社会科見学(遠足?)のような集団を何組かみかけました。
日本が関わっているだけに、何をどのように伝えているのか、気になります( ̄‥ ̄;)
ここで、トロッコをUターンさせたのでしょうか?
3.五分車とよばれたトロッコも!防空壕も!
さて、当時サトウキビや、砂糖を運搬していた「五分車」。
幅が国際基準の半分だから「五分車」と呼ばれるようになったそうです。
土・日・祝には五分車の運行もしているようなので、鉄道好きな方は週末に訪れることをおすすめします。
※時刻表的なものは見つかりませんでした。
さて、台湾糖業博物館をあとにして(どこからどこまでが工場跡の敷地なのか?分からないですが)駅の反対側へ
あちこちに「防空洞(防空壕)」跡がありました。
ガジュマルに浸食されつつある「防空洞(防空壕)」と、樹木の生命力に圧倒されました
4.橋頭肉包で腹ごしらえ
さて、お腹がすいたので、MRT紅線「橋頭糖駅」の近くにあった「橋頭肉包」さんで腹ごしらえを
灯籠が並んでいたので、昔は神社か何かだったのかも知れません
肉汁だっぷりの肉まんを頬ばり、ご満悦のみんなのそらでした。
▼【公式サイト】台湾糖業博物館
http://www.tscleisure.com.tw/museum/origin.htm
さあ、次は龍と虎とで知られる「左営蓮池潭/龍虎塔」へ向います
5.台湾糖業博物館へのアクセス
MRT紅線「橋頭糖駅」から徒歩5分くらいで、敷地内らしきエリアに入れます。
※工場跡地はけっこう広いので、体力に自信のない方は、自転車をレンタルしたほうがよいかも知れません。
コメント
[…] 台湾糖業博物館で歴史と廃墟めぐりを楽しんだあとは、MRTに乗って「橋頭糖廠車站」から「左營車站」へ。 この辺り一帯は台湾の工業地区のようで、パイプがはりめぐらされた工場らしき建物や、どーんとそびえ立つ煙突などを、車窓から堪能できましたd( ̄◇ ̄)b […]
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