ヘルファイア・パス メモリアルで、かなり凹んだあとに、レンタルバイクでカンチャナブリーに戻ってきました。
せめて亡くなった方たちを弔おうと、と連合軍墓地「チョンカイ共同墓地」へ向いました。
カンチャナブリーには連合軍の方たちの墓地がこの「チョンカイ共同墓地」と、カンチャナブリ駅から徒歩5分の「連合軍共同墓地」とがあります。
日本人は、異国で亡くなった方の遺骨は、ほとんどの場合、日本にもって帰ります。
遺族のもとにかえします。
身元がわからない方たちの遺骨は、日本に連れてかえり「千鳥ヶ淵戦没者墓苑」で合祀します。
なので、よほど生前に本人たちの意志表明がないかぎり、異国に遺骨を置いていきはしないでしょう。
連合国の方たちは、祖国から遠く離れた異国に墓をつくり、弔っています。
こうしたところにも、文化の違いがあるのでしょう。
おびただしい数の墓標に圧倒され
お名前が刻まれている墓石もあるのですが、どなたか特定できなかったであろうお墓の多さに切なくなりました。
十字架には、チョンカイ共同墓地の番人(番犬)さんが、いらっしゃいまして。
管理人が祈りを捧げていたところ、番犬さんは「ワオーン」と、静かに吠え、つかつかと管理人のほうに歩いてきました。
そして、管理人を嗜めるように、鼻先でぐいぐいと押し返すのです。
まるで番犬に「ここはあなたのくる場所ではありません」と言われている気がして「それは管理人が日本人だからでしょうか?」と悲しい気持ちになりました。
考え過ぎかもしれませんが。
I attempted to pray for the deceased person, I went to the Allied cemetery “The Chong-Kai War Cemetery”.
2015年12月7日 December 7, 2015
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